平成27年度 あさぎり 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  3. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  6. 脳梗塞のICD10別患者数等
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 213 20 100 211 171 192 507 863 503 62
 当院は眼科、産婦人科、内科からなる専門特化した病院ですが、幅広い年齢層の患者様の診療を行っています。
上記が平成27年度中に当院の一般病棟を退院された患者様の年齢階級別(10歳刻み)患者数です。当院入院患者様の約7割が60歳代以上の方となっていますが、これは眼科で手術治療をされる方が多いためです。また産婦人科では毎年1,000件前後の分娩を取り扱っているため、当院出生の新生児と妊産婦も多いですが、集計対象外のため含んでいません。(分娩に関する統計は当院ホームページ「診療実績」産婦人科参照)
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入するもの・その他) 1249 0.73 1.09 0% 74.17
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む) 252 0.73 7.67 0% 63.67
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 68 0.32 1.79 0% 76.07
 眼科入院では、白内障に対して行う「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する)」が当院で最も多く実施されています。外来での日帰り手術件数も合わせると平成27年は2,352件で、約半数の方が入院で手術を受けられています。また当院の眼科手術の約7割が白内障手術となっています(当院ホームページ「診療実績」眼科参照)。入院治療では入院当日または翌日に白内障手術を受け、術後炎症等を観察の上、翌日退院となる短期入院となっています(術前術後日数参照)。
 また、網膜剥離や糖尿病網膜症、網膜前膜などの硝子体疾患に対して行われる「硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む)」も多く行っています。疾患により入院当日に緊急手術を実施する場合もありますが、これらの症例では術後網膜の状態など慎重に治療後の経過を見る必要があるため、入院期間が7日以上となっています。
 眼瞼下垂症に対して行われる「眼瞼下垂手術(眼瞼挙筋前転法)」も多く行っています。先天的な要因や老化により眼瞼が下がり、視野が狭くなった状態を改善する目的で行う手術です。多くの場合、手術翌日に出血等無ければ退院となるため、1~2日間の短期入院となります。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9091 流産手術(妊娠11週まで) 112 0.01 0.05 0% 33.88
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(腹腔鏡によるもの) 41 0.98 4.20 0% 34.12
K861 子宮内膜掻爬術 18 0.06 0.17 5.56% 51.06
 産婦人科の手術で最も多いのは帝王切開手術ですが、主要手術別患者数では集計対象外となるため上記の表には記載していません。
 本集計上で1番多い手術は流産手術です。連携している他のクリニックからの紹介で入院治療が必要な患者様についても、当院で流産手術を受け入れています。
 2番目に多い手術は、腹腔鏡下の子宮附属器腫瘍の切除です。当院の腹腔鏡下手術は2~4箇所の傷から器具を挿入して行います。開腹手術より低侵襲な手術のため第一選択としていますが、患者様の過去の治療歴に合わせ腹腔鏡下手術と開腹術、どちらがより安全かを確認した上で患者様と相談し治療方針を決定しています。
 3番目の手術は、内膜掻破爬術となっています。
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術(長径2㎝未満) 106 0.21 1.08 0% 68.39
K6172 下肢静脈瘤手術(硬化療法) 15 0.00 1.00 0% 73.80
- - - - - - -
 内科入院では、大腸ポリープや大腸腫瘍に対する内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術を最も多く行っています。ほぼすべての患者様が入院当日にポリープ切除術を受け、術後出血や体調不良等が無いか確認の上、翌日退院となる短期入院となっています(術前術後日数参照)。
 次いで、下肢静脈瘤に対する硬化療法手術の症例数が多くなっています。下肢静脈にできたコブ(瘤)に薬剤を注入することにより、下肢に発生した症状を改善させる手術です。こちらもほぼすべての患者様が入院当日に硬化療法手術を受け、術後経過観察の上、翌日退院となる短期入院となっています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位3位まで)ファイルをダウンロード
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020160××97×××0 網膜剥離・手術あり片眼 102 11.12 11.08 0% 58.59
020230××97×0×× 眼瞼下垂・手術あり処置なし 76 3.13 3.54 0% 75.92
020220××97×××0 緑内障・手術あり片眼 74 8.00 9.57 0% 68.97
 眼科入院で最も多いのは白内障治療目的の患者様ですが、これは短期滞在手術等基本料3に該当し、集計の対象となるDPC(診断群分類別・以下省略)症例ではないため、上記の表には未記載となっています。
 この集計上多いのは網膜剥離と眼瞼下垂、緑内障治療目的での入院です。当院では白内障、緑内障をはじめ、網膜剥離や糖尿病網膜症などの様々な眼底の疾患、眼瞼下垂を含む外眼部の疾患など、様々な疾患に対応しています。
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010×199×00× 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害・手術処置なし(2500g以上) 131 2.97 6.17 9.92% 0.00
120140×××××××× 流産 116 1.08 2.34 0% 33.74
140010×299×0×× 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害・手術処置なし(1500g以上2500g未満) 35 6.40 11.59 5.71% 0.00
 産婦人科入院で最も多いのは分娩目的の患者様であり、毎年1,000件前後の入院がありますが、診断群分類別患者数では集計対象外となるため上記の表には記載していません。
 本集計上1番多い症例は、新生児の黄疸や多呼吸など軽度の異常による入院です。当院で出生した新生児の治療は産婦人科で対応しており、関連施設の小児科医と協力して行っています。また、より専門的な治療が必要となった場合には、近隣のNICU(新生児集中治療室)がある病院と連携し紹介する(上記転院率参照)ことで安全な医療の提供を行なっています。
 2番目の流産は、一般的に妊娠の10~15%におこるもので、決してまれな疾患ではありません。連携している他のクリニックからの紹介で流産手術が必要な患者様についても、当院で治療を受け入れています。
 3番目は、当院出生の新生児のうち出生体重2,500g未満の低出生体重児に対する全身管理を行っている症例です。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070×××××××× 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く) 34 17.12 15.35 0% 61.97
120200××99×××× 妊娠中の糖尿病・手術なし 33 3.06 6.01 0% 32.88
040080×099×0×× 肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(15歳以上)・手術処置なし 26 13.62 14.34 3.85% 64.62
 内科入院で最も多いのは大腸ポリープ治療目的の患者様ですが、これは短期滞在手術等基本料3に該当し、集計の対象となるDPC症例ではないため、上記の表には未記載となっています。
 この集計上多いのが2型糖尿病治療、妊娠糖尿病治療、肺炎治療目的での入院です。2型糖尿病と妊娠糖尿病入院では、血糖コントロールとその手技の習得、栄養指導により糖尿病疾患についての知識の向上を目的としています。妊娠糖尿病の入院では妊娠経過や分娩のリスクを下げることを目的としています。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
重症度 0
重症度 1 10 14.60 78.70
重症度 2
重症度 3
重症度 4
重症度 5
不明
 上記統計は、肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(誤嚥性肺炎、インフルエンザ肺炎、ウイルス性肺炎を除く)であって、市中肺炎(入院後発症の肺炎を除く)の患者様が対象となります。重症度1以外の患者様の入院は集計上10名未満となっているため、個人情報保護の観点からデータ未掲載とさせていただいています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌
大腸癌
乳癌
肺癌
肝癌
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
 当院は、眼科、産婦人科、内科からなる専門特化した病院であり、当該項目の患者様の入院は集計上10名未満となっているため、個人情報保護の観点からデータ未掲載とさせていただいています。診察対応可能な場合もあるため、上記に該当する疾患で受診希望の際はご相談ください。
脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード
ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内
その他
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内
その他
I63$ 脳梗塞 3日以内
その他
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内
その他
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内
その他
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内
その他
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内
その他
 当院は、眼科、産婦人科、内科からなる専門特化した病院であり、当該項目の患者様の入院は集計上10名未満となっているため、個人情報保護の観点からデータ未掲載とさせていただいております。診察対応可能な場合もあるため、上記に該当する疾患で受診ご希望の際はご相談ください。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる
180010 敗血症 同一
異なる
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一
異なる
 当院は、眼科、産婦人科、内科からなる専門特化した病院であり、当該項目の患者様の入院は集計上10名未満となっているため、個人情報保護の観点からデータ未掲載とさせていただいております。診察対応可能な場合もあるため、上記に該当する疾患で受診ご希望の際はご相談ください。
更新履歴
2016.9.29
病院指標作成