平成29年度 あさぎり病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  4. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  5. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  6. 脳梗塞の患者数等
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 234 25 109 253 164 199 541 892 536 61
 当院は眼科、産婦人科、内科からなる専門特化した病院ですが、幅広い年齢層の患者様の診療を行っています。
上記が平成29年度中に当院の一般病棟を退院された患者様の年齢階級別(10歳刻み)患者数です。当院入院患者様の約7割が60歳代以上の方となっていますが、これは眼科で手術治療をされる方が多いためです。また産婦人科では毎年1,000件前後の分娩を取り扱っているため、当院出生の新生児や妊産婦も多いですが、集計対象外のため含んでいません。(分娩に関する統計は当院ホームページ「診療実績」産婦人科参照)
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ㇿ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合) 1106 0.37 1.37 0.00 74.05
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着術) 225 0.36 7.41 0.00 66.39
K2191 眼瞼下垂術(眼瞼挙筋前転術) 74 0.18 1.24 0.00 70.78
K2762 網膜光凝固術(その他特殊) 72 0.18 2.04 0.00 72.51
K2802 硝子体茎顕微鏡下離断術(その他) 47 0.40 4.49 0.00 67.72
 眼科入院では、白内障に対する「水晶体再建術(眼内レンズを挿入する)」を1,106件と最も多く実施しており、外来での日帰り手術件数も合わせると平成29年は2,493件で、約半数の方が入院で手術を受けられています。また白内障手術は当院の手術患者様の約7割を占めます(当院ホームページ「診療実績」眼科参照)。
 その他、網膜剥離や糖尿病網膜症、網膜前膜などの硝子体疾患に対して行われる「硝子体茎顕微鏡下離断術(網膜付着組織を含む)」、眼瞼下垂症に対して行われる「眼瞼下垂手術(眼瞼挙筋前転法)」、網膜剥離や加齢黄班変性に対して行われる「網膜光凝固術(その他特殊)」、硝子体の出血や混濁、眼球内異物などの硝子体疾患に対して行われる「硝子体茎顕微鏡下離断術(その他)」も多く実施しております。
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K9091 流産手術(妊娠11週まで) 132 0.01 0.05 0.00 33.78
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(腹腔鏡) 33 1.00 4.30 0.00 38.21
K861 子宮内膜掻爬術 23 0.00 0.17 0.00 37.30
K872-3 子宮内膜ポリープ切除術 20 1.00 1.00 0.00 40.30
K877 子宮全摘術 12 1.00 6.00 0.00 43.50
 産婦人科の手術で最も多いのは帝王切開手術ですが、主要手術別患者数では集計対象外となるため上記の表には記載していません。
本集計上で1番多い手術は流産手術です。連携している他のクリニックからの紹介で入院治療が必要な患者様についても、当院で流産手術を受け入れています。
 2番目に多い手術は、腹腔鏡下の子宮付属器腫瘍切除です。当院の腹腔鏡下手術は2~4箇所の小さな傷から器具を挿入して行ないます。開腹手術より低侵襲な手術のため第一選択としていますが、患者様の過去の治療歴や病歴に合わせ腹腔鏡下手術と開腹術、どちらがより安全かを確認した上で患者様と相談し治療方針を決定しています。
 3番目の手術は、子宮内膜掻爬術となっております。主に不正出血や子宮内膜増殖症に対する治療として行っています。
 4番目の手術は子宮鏡下内膜ポリープ切除術となっています。子宮鏡手術で、子宮内のポリープを子宮鏡で見ながら切除しています。
 5番目の手術は、子宮全摘術です。子宮筋腫や子宮腺筋症等で過多月経の貧血や腹痛でお困りの患者様に対して、投薬や対症療法ではコントロールできない場合に選択しています。
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6172 下肢静脈瘤手術(硬化療法) 165 0.08 1.00 0.00 71.52
K6171 下肢静脈瘤手術(抜去切除術) 70 0.01 1.26 0.00 70.3
K7211 内視鏡的大腸ポリープ切除術(2㎝未満) 65 0.06 1.03 0.00 66.02
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 内科入院では、下肢静脈瘤に対する「下肢静脈瘤手術(硬化療法)」および「下肢静脈瘤手術(抜去切除)」を多く行っています。下肢静脈にできたコブ(瘤)に薬剤を注入したり(硬化療法)、静脈瘤を切除し取り除く(抜去切除)ことにより、下肢に発生した症状を改善させる手術です。ほとんどの患者様が入院当日に手術を受け、術後経過観察の上、翌日もしくは翌々日退院となる短期入院となっています。
 また、大腸ポリープや大腸腫瘍に対する「内視鏡的ポリープ・粘膜切除術(2㎝未満)」も多く行っております。こちらもほとんどの患者様が入院当日にポリープ切除術を受け、術後出血や体調不良等が無いか確認の上、翌日退院となる短期入院となっています(術前術後日数参照)
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂・手術あり・処置等2なし 92 2.41 3.29 0.00 70.41
020220xx97xxx0 緑内障・手術あり・片眼 91 7.04 8.51 0.00 71.26
020160xx97xxx0 網膜剥離・手術あり・片眼 74 10.42 10.21 0.00 57.11
020200xx9702xx 黄斑後極変性・手術あり・処置等1なし・処置等2あり 70 3.10 3.57 0.00 72.83
020200xx9710xx 黄斑後極変性・手術あり・処置等1あり・処置等2なし 67 7.88 7.31 0.00 68.06
 眼科入院で最も多いのは白内障治療目的の患者様ですが、これは短期滞在手術等基本料3に該当し、集計の対象となるDPC(診断群分類別・以下省略)症例ではないため、上記の表には未記載となっています。
 この集計上多いのは眼瞼下垂と緑内障、網膜剥離、加齢黄斑変性や網膜前膜治療目的での入院です。当院では白内障、緑内障をはじめ、網膜剥離や糖尿病網膜症などの眼底の疾患、眼瞼下垂を含む外眼部の疾患など、様々な疾患に対応しています。(眼科に関する詳細な統計は当院ホームページ「診療実績」眼科参照)
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
140010x199x00x 出生時体重2500g以上 152 3.03 6.18 9.21 0.00
120140xxxxxxxx 流産 142 1.10 2.43 0.00 33.64
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病・手術なし 53 3.08 5.93 0.00 33.57
140010x299x0xx 出生時体重2500g未満 38 6.53 11.49 0.00 0.00
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍・手術あり 31 6.29 6.37 0.00 38.23
 産婦人科入院で最も多いのは分娩目的の患者様であり、毎年1,000件前後の入院がありますが、診断群分類別患者数では集計対象外となるため上記の表には記載していません。
 本集計上1番多い症例は、新生児の黄疸や出生直後の一過性多呼吸など軽度の異常による入院です。当院で出生した新生児の治療は産婦人科で対応しており、関連施設の小児科医と協力して行っています。また、より専門的な治療が必要となった場合には、近隣のNICU(新生児集中治療室)がある病院と連携し紹介する(上記転院率参照)ことで安全な医療の提供を行っています。
 2番目の流産は、一般的に妊娠の15%前後におこるもので、決してまれな疾患ではありません。連携している他のクリニックからの紹介で流産手術が必要な患者様についても、当院で治療を受け入れています。
 3番目は、妊娠中に発症する妊娠糖尿病という疾患に対する治療を目的とした入院です。血糖測定とインスリンによる血糖コントロールの方法と手技の習得を図り、母児共に安全に出産を迎えていただくことを目的としています。
 4番目は、当院出生の新生児のうち出生体重2,500g未満の低出生体重児に対する全身管理を行っている症例です。
 5番目は、卵巣嚢腫等の卵巣にできた良性腫瘍に対する治療を目的とした入院です。当院では開腹手術より低侵襲な腹腔鏡下手術を第一選択としており、手術は2~4箇所の小さな傷から器具を挿入して行ないますが、患者様の過去の治療歴や病歴に合わせ腹腔鏡下手術と開腹術、どちらがより安全かを確認した上で患者様と相談し治療方針を決定しています。
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050180xx99xxxx 静脈リンパ管疾患・手術なし 47 9.72 14.32 0.00 75.68
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 14 27.21 20.83 14.29 85.43
100070xx99x100 2型糖尿病(ケトアシドーシスを除く)末梢循環不全なし・手術なし・処置等2あり・副傷病なし 10 11.10 14.27 0.00 61.90
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 内科入院で多いのは下肢静脈瘤治療目的、また大腸ポリープ治療目的の患者様ですが、これは短期滞在手術等基本料3に該当し、集計の対象となるDPC症例ではないため、上記の表には未記載となっています。
 この集計上多いのが下肢静脈炎治療目的の入院です。下肢静脈炎は上記の下肢静脈瘤に罹患している患者様に発症することが多く、当院では炎症が軽快した後に静脈瘤の治療を計画し、継続して治療にあたっています。
また、2型糖尿病治療、誤嚥性肺炎治療目的での入院も多くなっております。2型糖尿病では、血糖コントロールとその手技の習得、栄養指導により糖尿病疾患についての知識の向上を目的としています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - - - - - - -
大腸癌 - - - - - - - -
乳癌 - - - - - - - -
肺癌 - - - - - - - -
肝癌 - - - - - - - -
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
 当院は、眼科、産婦人科、内科からなる専門特化した病院であり、当該項目の患者様の入院は集計上10名未満となっているため、個人情報保護の観点からデータ未掲載とさせていただいています。診察対応可能な場合もあるため、上記に該当する疾患で受診希望の際はご相談ください。
成人市中肺炎の重症度別患者数等
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 - - -
重症 - - -
超重症 - - -
不明 - - -
 上記統計は、肺炎、急性気管支炎、急性細気管支炎(誤嚥性肺炎、インフルエンザ肺炎、ウイルス性肺炎を除く)であって、市中肺炎(入院後発症の肺炎を除く)の患者様が対象となります。当該項目の患者様の入院は集計上10名未満となっているため、個人情報保護の観点からデータ未掲載とさせていただいています。診察対応可能な場合もあるため、上記に該当する疾患で受診希望の際はご相談ください。
脳梗塞の患者数等
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 - - - -
その他 - - - -
 当院は、眼科、産婦人科、内科からなる専門特化した病院であり、当該項目の患者様の入院は集計上10名未満となっているため、個人情報保護の観点からデータ未掲載とさせていただいております。診察対応可能な場合もあるため、上記に該当する疾患で受診ご希望の際はご相談ください。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 - -
異なる - -
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 - -
異なる - -
 当院は、眼科、産婦人科、内科からなる専門特化した病院であり、当該項目の患者様の入院は集計上10名未満となっているため、個人情報保護の観点からデータ未掲載とさせていただいております。診察対応可能な場合もあるため、上記に該当する疾患で受診ご希望の際はご相談ください。
更新履歴
2018.9.28
病院情報の公開開始