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当院で取り扱っている疾患と治療

★H27.4.2(木)読売新聞に緑内障の治療実績が多い関西の主な病院として当院が掲載されました!(詳しくはこちら)

緑内障

視野検査やSD-OCTによる緑内障性視神経障害の評価と併せ、前眼部OCT(CASIA2)を用いて隅角など前眼部の評価を行っています。

点眼で十分な治療効果が得られない症例に対し、線維柱帯切除術、線維柱帯切開術、隅角解離術などの従来からの緑内障手術の他、 エクスプレスシャント、MIGS(低侵襲緑内障手術)も積極的に行っています。

→緑内障についてはこちら 

前眼部OCT(CASIA2) イメージ
前眼部OCT(CASIA2)

緑内障の手術治療とは

緑内障の手術治療現在日本で認可されている、緑内障の外科的手術は大きく分けて2種類あります。

  1. 線維柱帯(眼内の生理的な眼房水の出口)の流出抵抗を下げる手術
  2. 線維柱帯を介さずに眼房水を結膜下に誘導してそこでの吸収を促す手術

の2種類です。

ここで、簡単に緑内障について説明します。眼内には、眼房水という酸素と栄養を運搬するための水が、絶えず作られて吸収されるサイクルがあります。この水の排出口のフィルターに当たるのが線維柱帯です。緑内障はこの線維柱帯の前後になんらかの問題があり、水が滞り眼圧が上昇することで起こります。緑内障の治療としてはまず眼圧を低下させる点眼薬で治療しますが、点眼薬を用いても眼圧が高いか、眼圧がある程度低下しても視野障害が進行するときは手術治療を選択します。

手術方法は、線維柱帯が機能しているかどうかで1か2を選びます。機能しているときは1を選択します。

当院では、結膜を傷付けずに、角膜に小さな切開をし、そこから特殊な器具を挿入して繊維柱帯を切開するMIGS(低侵襲緑内障手術)を積極的に行っています。

MIGSは従来のトラベクロトミーに比べて、手術時間が短く、術後の異物感が少ないのが特徴です。術後に前房出血や、一過性の眼圧上昇がありますが、ほとんどの症例で1~2週間程度で落ち着きます。それぞれの術式で得意としている所が異なるので、緑内障のタイプ、進行具合などその他の要素も考慮して、適した方法を選択することになります。

緑内障手術の分類

①線維柱帯切開 トラベクロトミー(線維柱帯切開術)

マイクロフックトラベクロトミー

②線維柱帯を介さない手術 トラベクレクトミー(線維柱帯切除術)
インプラント手術 エクスプレス
アーメドバルブ

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