MRI検査
婦人科領域や眼科領域、初期の脳梗塞、脳腫瘍、頭頚部の血管、脊椎や脊髄、四肢の関節などの検査を行う検査装置です。
当院のMRIの特徴は・・・
- ガントリ開口部が広い(従来60cm→71cm):開放的な検査空間を提供
- 静音性が高い:1.5T装置の中で比べても音が静かなため、お子様でも安心して検査可能
- コイルの交換時にタイムラグが無い:マルチチャンネルRFコイルを採用し、部位が異なっても連続して撮影可能
- MRI装置やコイルの性能向上により、細かな部位でも今までより高画質に撮影が可能
- 造影剤を使用しない血管撮影は今までと比べてはるかに鮮明に写し出すことができる
MRIってナニ?

正確な診断と病巣確認のために、体内を撮影・検査する方法です。MRIは「磁気共鳴画像」の意味で、強い磁気と電波を使用し、体を傷つけることなく様々な角度から体の断層撮影をすることができます。もちろん痛みもありません。
検査を受ける場合のご注意
MRIで使用する磁気や電波は、ほとんどの場合人体への影響はありません。ただし、下記のような場合は検査を受けられないことがありますので、医師や検査担当者にご確認ください。
- 動脈クリップや人工関節等、体内に金属が埋め込まれている場合。
- 心臓にペースメーカーや刺激電極等をつけられている場合。
- 妊婦または妊娠されている可能性がある場合。
- 過去に外科手術を受けられたことがある場合。
- 閉所恐怖症等、狭い場所が苦手な場合。
- アートメイク、刺青、タトゥーを入れている場合
MRI撮影写真
検査の準備
強い磁気を使用するため、金属類を身につけていると機器の故障や検査に影響を与える場合がありますので、下記のような物は検査前に必ず取り外してください。
- ヘアピン、イヤリング、ピアス、ネックレス、メガネ、指輪、時計、金属、アクセサリーなど
- クレジットカード、テレホンカード、定期券などの磁気カード類
- カラーコンタクト、入れ歯、補聴器、カイロ、エレキバン、金属部分のある下着など
検査の注意事項
- 検査前には定められた「検査着」に着替えてください。
- アイラインの中には金属を含んでいるものもありますので、検査前には落としておくようにしてください。
検査はこのように行います
- 検査室に入る時に、体に金属類がついていないか再度ご確認ください。
- 検査担当者の指示に従って、検査台に横になってください。
- 体の位置が決まると自動的に検査台が装置の円筒部分に入っていきます。
- 検査を開始する時には、その都度担当者がマイクでお知らせします。
- 検査中は室内に一人きりになる場合もありますが、常に検査担当者と連絡がとれます。もし気分が悪くなった時にはすぐにお知らせください。
- 検査中は「トン・トン」というような連続音を機器が発します。多少耳障りと思われるかもしれませんが、検査中は体を動かさないようにしてください。
※検査時間は20~40分程度です。